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南中部高原地方コントゥム省森林警備支局によると、国際環境保護団体(ファウナ・フローラ・インターナショナル=FFI)はこのほど、同省で実施した調査で絶滅危惧種のオナガザル科のサル「ハイイロドゥクラングール(Gray-shanked douc langur)」400頭余り(35の群れ)と、テナガザル科の「キホオテナガザル(Yellow-cheeked gibbon)」42頭(12の群れ)を発見した。
FFIは、同省のダクタン村、マンブット村、ダクネン村、マンカイン村、ゴックテム村、ダクドリン村、コンプロン郡で調査を行った。今回の発見を受けて同省森林警備支局は、ラングール保護区の設立を地元当局に提出すると共に、この希少なラングールの保護に向けて国際組織に協力を呼びかけている。
専門家らによると、これまでにベトナムで発見されたハイイロドゥクラングールの全個体数のうち約50%が同省に生息しているという。これに先立ち、同省では3月にもハイイロドゥクラングール500頭以上が発見されている。