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南中部沿岸地方ダナン市警察傘下の出入国管理局はこのほど、観光ビザで同市に入国し不法就労していた中国人64人に対して、1人当たり1500~2500万VND(約8万2400~13万7000円)の罰金を科すと共に、国外退去処分を下した。
調査によると、中国のホアタイ社(Hoa Tay)は今年初め、同じく中国のシルバー・ショアーズ投資開発社(Silver Shores Investment & Development)が投資主を務める同市グーハインソン区でのJWマリオット・ホテル(JW Marriott)建設案件を落札した。その後、ホアタイ社は観光ビザで入国させた中国人64人を雇用していた。
ダナン市では、中国人が観光ビザで入国し、不法就労など資格外活動を行っていることに加え、ベトナム人の名義を借りて土地を購入するケースが相次いでいるのが現状だ。中国人の土地購入が横行しているグーハインソン区の当局は先般、ベトナム人71人が中国人に代わって土地137区画を購入していたことを発見した。
同市労働傷病兵社会局によると、現時点で同市で活動している企業422社が外国人労働者1245人を雇っている。このうち、55社が中国人276人、台湾人37人、香港人1人を雇用している。中国人労働者の数が最も多い企業は、シルバー・ショアーズ社(Silver Shores)及びシーチュアンフアシー社(Sichuan Huashi)の2社。また、同市を訪れる外国人のうち、約半数を中国人が占めている。