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北中部クアンビン省トゥエンホア郡タックホア村でこのほど、ベトナムレッドブックに登録されている希少種「ハティン・ラングール(Trachypithecus hatinhensis)」約60頭の群れが発見された。ラングールはオナガザル科のサル。
ハティン・ラングールの群れは最近、同省を流れるザイン川沿いの石炭石地域に出没し、餌を探したり、日光浴をしたりしているという。地元住民の報告を受け、同省森林警察は保護措置を講じている。
ハティン・ラングールが生息する場所として、同郡は同省にある世界遺産フォンニャ・ケバン国立公園に次ぎ2か所目となっている。ハティン・ラングールはラオスとベトナムに生息しているインドシナ半島の固有種で、絶滅の危機に晒されている。