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イタリアから輸入した「グッチ」や「ドルチェ&ガッバーナ」などの高級ブランド品を中国から輸入したと偽って申告し脱税していた事件で、ホーチミン市公安捜査警察機関は11日、ファッション店舗「グッチ・ミラノ」のオーナーで米国国籍のチャン・アイン・トゥアン容疑者(男性:53歳)の国際指名手配を国際刑事警察機構(ICPO)に求めた。
トゥアン容疑者は、越僑(在外ベトナム人)の名義では店舗スペースの賃借契約や事業設立登録が出来ないことから、店舗従業員の名義を借りて、ホーチミン市とハノイ市で「グッチ・ミラノ」を経営していた。このうち、ホーチミン店は1区ドンコイ通りのシェラトンホテル内に入居している。
各店舗では、グッチおよびドルチェ&ガッバーナのファッションアイテムや香水などを大量にイタリアから輸入していたが、輸入税を低く抑えるために中国製の安い商品として申告していた。
なお、今年4月には、ホーチミン店で働いていた従業員が脱税容疑で逮捕されており、地元警察はオーナーであるトゥアン容疑者が指示したものと見て、捜査を進めていた。