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心筋梗塞で死亡を宣告された男性が病院の霊安室で目を覚ますという、ウソのようなホントの話が起きた。ただ、この男性はその後まもなく死亡し、二度と目を覚まさなかった。17日付ティンモイが報じた。
長年心臓病を患っていたハノイ市在住のHさん(57歳)は心筋梗塞を起こし、BM病院で電気ショックを含め医師らの必死の手当てを受けたがその甲斐もなく、死亡を宣告された。遺体はその日の午後10時に病院の霊安室に移された。
遺族の希望で、葬式は翌日に病院で済ませることになった。霊安室の職員らはいつものように遺体を清め、死化粧をして遺体の見栄えを整えた。翌朝、遺族やHさんの同僚らが病院に集まって葬式の準備をしている時、遺体を霊安室から運び出そうとした職員のコンさんは、Hさんの体が白い布の下で動いたのに気が付いた。次の瞬間、Hさんは小さな唸り声を上げて蘇った。
Hさんは、集まっていた家族らと涙の再会を果たした後、集中治療室で一昼夜にわたって治療を受けたが、結局回復せずに死亡した。その後霊安室に3日間安置されたが、奇跡は再びは起こらなかった。