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民間の火星移住計画「マーズワン」では世界中で参加者を募集しており、これまでに世界140か国から16万5000人の応募があった。ベトナムからは女性1人を含む7人が応募している。27日付ラオドン紙(電子版)が報じた。
「マーズワン」は、オランダ企業インタープラネタリー・メディアグループが立ち上げた計画で、2023年からの火星への人類移住を目指している。ただし片道切符で、戻ることは想定されていない。全てを捨てて永住する覚悟がいる。
この計画の必要経費は寄付金と関連テレビ番組の放映料などで賄う。応募の参加費は出身国によって5~70ドル(約490~6870円)の幅があり、ベトナムは7ドル(約687円)だ。応募の締め切りは8月末。この後4回の選考試験で候補者を絞り、最終的に24人を選出する。2015年から訓練を開始し、2023年から順に火星に送り込む計画だ。
ベトナムからの応募者は19~23歳。大学を卒業したばかりという唯一人の女性チャンさん(22歳)は、「科学や天文学に詳しい訳ではありませんが、火星で暮らすというアイデアに引きつけられました。2度とはないこのチャンスを逃したくありません」と話している。