(C)VnExpress,Anh Quan、ブー・フイ・トゥイさん |
デジタルカメラやカメラ付携帯電話が普及するに連れて、ハノイ市中心部にあるホアンキエム湖周辺で仕事をする記念写真カメラマンの数が減りつつある。21日付VNエクスプレスが報じた。
ブー・フイ・トゥイさんは、この20年間毎朝7時半に家を出て、午後6時までカメラマンの仕事をする生活を続けている。現在65歳でホアンキエム・カメラマン組合の会長だ。以前は組合員が150人を超えていたが、生活できなくなって今はその3分の1にまで減ってしまったという。トゥイさんも収入がガクンと減ってしまったが、「体が動く間はこの仕事を続けるつもりだ」と語る。
「今日は団体さんの写真を撮ることができて、ついていた」と話す中年のカメラマンは、この仕事は釣りのようなもので「釣れる日もあれば1匹も釣れない日もある」という。毎日仕事があったのは昔の話。行きずりの観光客を待っているだけではダメで、観光ガイドや写真屋と人脈を作って仕事をもらうようにしなければ「生活できるだけの収入を確保できない」と話した。
湖の一角では、画家達が観光客の肖像画を描いている。その1人のドゥックさん(65歳)は今年、カメラマンから"転職"したばかりだ。客がいない時は、以前の仲間達がモデルになってくれるという。