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彼らがホーチミン市に来るもう一つの理由は、生活費が安いこと。米国人男性のラスティさんは、チェコで6年間英語を教えた後、友人の誘いを受けて2009年にホーチミン市に来た。チェコでの月収は1200~1400ドル(約9万8400~11万5000円)だったが、今では1500~2000ドル(約12万3000~16万4000円)に増えた。チェコでの生活費が高かったのに比べ、ベトナムでは家賃から食費、電話代に至るまで安いという。
前出のマイケルさんは、生活費を全て払った後でも月に500~600ドル(約4万1000~4万9200円)の貯金をし、スーザンさんも生活費を切り詰めなくても月に約1000ドル(約8万2000円)の貯金ができるという。
ベトナムで英語を教えることは、外国人にとってべトナムを旅行し文化を理解する機会でもある。米国在住越僑女性のファンさんは、家族の勧めで2010年にベトナムに来た。英語教師をしながら、両親の生まれた国である自分のルーツへの理解を深めている。1年で帰国する予定だったが、ここでの生活が気に入り、もう1年いることにした。
前出のラスティさんはこの3年間に、ハロン湾、ホイアン、ニャチャンなどベトナムの有名観光地を旅行した。米国内で同様に旅行したら、10倍の費用がかかるだろうという。旅行好きのマイケルさんは、お金を稼ぐことができ旅行費用が安い国としてベトナムを選んだと語った。