(C) Thanhnien, ロジャー・B・マイヤーソン博士 写真の拡大 |
2007年のノーベル経済学賞を受賞した米国の経済学者、ロジャー・ブルース・マイヤーソン氏が14日、ベトナムを訪問した。今回の訪問は「第4回東南アジア~文化と平和の架け橋プログラム」の一環として実現したもの。14日付タインニエン紙(電子版)が報じた。
マイヤーソン氏は15日、グエン・タン・ズン首相を表敬訪問したほか、ハノイ貿易大学でリーダーシップや民主主義、地方自治体をテーマに講演を行った。また16日には、ホーチミン国家政治行政学院で、政策立案の専門家らと意見交換をした。
マイヤーソン氏は、メカニズムデザインの理論的基礎、特に最適オークションの基礎研究を確立した功績を称えられ、2007年にノーベル経済学賞を受賞した。なお、「東南アジア~文化と平和の架け橋プログラム」にはこれまで、◇スウェーデンの政治家ハンス・ブリックス氏、◇世界銀行第9代総裁のジェームズ・ウォルフェルソン氏、◇俳優のジャッキー・チェン氏、◇映画監督のウィリアム・オリバー・ストーン氏などが参加したことがある。