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南中部クアンガイ省トゥギア郡ギアトゥオン村に住む数百人の村民はこの3年間、ザータイン社のごみリサイクル工場から出される耐え難い臭いや汚染水に悩まされている。村民らはこれまでに何度も当局に介入を要望しているが、状況は改善されていない。8日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
この工場には毎日、省内の各ごみ埋立地で集められた廃物(主にポリ袋)500キロ余りが運び込まれる。ポリ袋は機械で小さく裁断され乾燥させた後、処理されてプラスチック製品に生まれ変わる。廃物から出る汚水はそのまま垂れ流されている。同村の保健所によると、喘息、せき、食欲不振、吐き気、皮膚炎などの症状を訴える村民が増えているという。
この工場は同省計画投資局の認可を受けて2009年11月から操業している。ザータイン社のレ・ミン・ズン社長は「ごみのリサイクル業では、どうしても臭いが周囲に広がってしまう。克服する努力はしている」と弁明する。
ギアトゥオン村人民委員会のトー・バン・フン主席は、汚染の状況を改善できないのであれば、工場を閉鎖させるよう上級機関に要請する考えを示し、「もし操業の継続を認めるのであれば、工業地区に移転させるべき」と話した。