(C) Thanhnien, 押収したボールペン型銃 写真の拡大 |
ベトナム北部のマフィアの間で暗殺用に使用するボールペン型銃が流行しているという。以前は中国から密輸していたが、需要が増加したためベトナム国内で違法製造する業者が急増した。2日付タインニエン紙(電子版)が報じた。
ボールペン型銃はその名の通り、ボールペンに薬莢が仕込めるように改造した暗殺用の銃だ。警察は最近、こうした違法な武器製造・密売ルートを相次いで摘発している。今年4月には東北部ハイズオン省で、ボールペン型銃などを製造していた男を逮捕し、昨年には北部ハイフォン市でも同様の違法武器を製造するため、下請け業者に部品を発注していた男を逮捕している。
違法武器を製造していた男たちの供述によると、ボールペン型銃の製造コストは1丁につき約50万ドン(約1900円)、マフィアたちには中国製のボールペン型銃より20~30%安い、約200万ドン(約7600円)で販売していた。
マフィアが特に多い街として有名なハイフォン市には、こうした違法武器製造を手掛ける職人や業者が多数存在するという。