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ハノイ市で5日、同性愛者の法的権利の主張や反差別などを求める「ベト・プライド・フェスティバル2012」が開催された。同イベントには、同性愛者やその友人など約200人が参加した。5日付VNエクスプレスが報じた。
参加者は、ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダーなどの文化をイメージしたという虹色の旗を掲げながら同市ミーディンスタジアムから市内中心部までを自転車でパレードした。
ベトナムでは、同性愛者に対する偏見が根強く残っている。パレードに参加した同性愛者たちはこの日、多くの仲間や理解者に応援され、勇気が湧いてきたと語り、イベントを主催した性・家族・女性・未成年研究センター(CSAGA)の代表者は、数名しか参加しないのではないかと懸念していたが、予想を大きく上回る参加者が集ったとコメントした。
同市でバイクタクシー業を営んでいるフンさん(65歳)は、「最初は何の集団かと不思議に思っていたけど、同性愛者の権利を主張するパレードだと知って驚いたよ。何にせよ元気がある若者は応援したいね」と語った。