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紅河デルタ地方ビンフック省ビンスエン郡チュンミー村タインライン村落の民家で6月13日午後7時15分頃、屋上に設置されていた貯水タンク(容量1000リットル)が落下する事故が発生した。この事故でグエン・ティ・マムさん(女性:78歳)が下敷きになり即死した。ベトナムで貯水タンクが落下する事故はこれが初めてではない。23日付ダットベト紙(電子版)が報じた。
2011年9月7日には、ホーチミン市タンフー区にあるカバン縫製工場で貯水タンクが落下し、工員1人が死亡、1人が重傷を負う事故が発生した。2010年2月10日には、メコンデルタ地方バクリエウ省バクリエウ市で3階建ての民家の屋上から貯水タンクが落下、隣家の男性が下敷きになり死亡している。
落下の原因は貯水タンクを支える柱が折れたことによるものだが、落下した貯水タンクは設置してから間もないものが多いという。ベトナムの民家の屋上には大抵どこも巨大な貯水タンクが設置してあり、容量1000~1500リットルの貯水タンクを支えるのは頼りない細い数本の鉄柱でできたフレームのみだ。事故に遭遇した人々は恐れ戦き、「空から死神が降ってきた」と語った。