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ハノイ市トゥーリエム郡ミーディン地区の高級マンション「ザ・マナー」で、管理費などの問題の決着がつかないわずか数年の間に、住居環境の劣化が目立ち始めている。14日付カフェエフが報じた。
「ザ・マナー」と言えば、プール、スーパー、レストランなどが整備されたハノイ市で最も現代的なマンションのひとつとして、ここに住む事は多くの家族の憧れの的だった。しかし居住が開始されてから5年の間、住民と投資主との間で生じた係争により、施設や共有スペースの保守・修繕にほとんど関心が払われなくなり、劣化が進行している。
住民側が複数の名目の管理修繕費の徴収に反対したため、投資主は徴収をあきらめたが、それと同時にプールの運営や共有施設の清掃・修繕などのサービスを止めてしまったという。ほとんどの住民は、建物の修繕管理は投資主の責任だと考えており、修繕費の支払いには否定的だ。
専門家らは、適切な時期に修繕を行わなければ後になって20倍の費用がかかると警告し、建物の劣化は投資主にも住民にとっても得にはならないとして、双方が折り合いをつけるよう勧告している。