ホーチミン市1区建設調査機関は29日、同区中心部のレタイントン通り61番地(エデン地区)で、商業センター建設案件実施に伴う立ち退きに応じなかった1世帯に対し、立ち退き命令を読み上げ、強制立ち退きを執行した。30日付ダットベト紙(電子版)が報じた。
当初、同地区では4世帯が立ち退きに反対していたが、当局の説得により3世帯は立ち退き・再定住に同意したが、最後の1世帯が立ち退きに応じなかったため、強制立ち退きを執行することとなった。
同市1区人民委員会によると、同委員会は12月中に同地区をビンコム不動産(VIC)に引渡す見通し。また、VICは同地区でホテル・高級マンションを含む複合商業センター建設案件を実施する。建設期間は20か月。