中国のタンカー「ジアンマオ(Jian Mao)9号」が今月初旬に中部沖で沈没した事故を受けて、中部のダナン市・クアンナム省・クアンガイ省の各人民委員会は、オイル流出事故に対する備えを急いでいる。27日付VNエクスプレスが報じた。
捜索・救難国家委員会事務所の今月9日の発表によると、クアンガイ省リーソン島から72海里(約133キロメートル)離れた海上で、ジアンマオ9号が各種オイル100tおよび200リットルを積んだまま沈没したため、周辺海域にオイルが流出する恐れがあるという。
3省市の人民委員会は各関連部局に対し、中部オイル流出事故対応センターと協力して、事故現場付近の観察を続け流出事故が発生した場合に備えるよう指示した。事故発生時の対応措置としては、機械的に囲い込んで回収する方法と化学的に処理する方法を想定している。