中部高原地方ラムドン省のラムドン給排水社は6日、同省ダラット市の上水道の主な取水源になっているチエンタン湖の水質低下と貯水量減少の状況について同省人民委員会とダラット市人民委員会に報告した。
それによると、ダラット市北東部にあるチエンタン湖からは1日当たり1万立方メートル(同市向け給水量の約30%)を取水しているが、水質の低下が進んでいるという。水の濁りの程度を示す「濁度(単位:NTU)」は、数年前の乾季には20NTU未満だったが最近では10倍の200NTUに上昇しており、浄水場の処理能力の限界に近いという。
ラムドン給排水社のボー・クアン・トゥアン社長は「この状態が続くようなら浄水場の運転を停止せざる得なくなる可能性がある。また、チエンタン湖の貯水量が減少しているため、ダラット市に十分な上水を供給できなくなる見込みだ」と話している。