グエン・タン・ズン首相はこのほど、資源環境省が提出していた毎年6月1~8日を「海と島の週間」に制定する案を承認した。これは6月5日の「世界環境デー」と6月8日の「世界海洋デー」に呼応するもの。第1回目の今年は、南中部クアンガイ省で海洋をテーマとする写真展、コンサート、海岸清掃活動などのイベントが行われた。
「海と島の週間」の制定は、海洋資源と環境の保護意識を高めることや、国の領海に対する民族意識・自尊心を高めることなどが目的。ベトナムは全長約3200キロメートルの海岸線を有し、28省・中央直轄市が海に面している。領海には大小約3000の島があり、領海面積はおよそ100万平方キロメートルに上る。海洋と島にかかわる産業の生産額は国民総生産(GDP)の4分の1を占めている。