メコンデルタ地方ソクチャン省商工局がガソリンスタンド経営許可を求めるある企業に理不尽な差別を行っている実態が明らかになった。
同省ソクチャン市在住のグエン・フック・ドアンさんは、2008年8月から同市トンドクタン通りでのガソリンスタンド建設を申請している。ところが、建設局、交通運輸局、計画投資局、警察などの各関係機関の承認は得られても商工局が承認しないため、建設できないままとなっている。
商工局は当初不承認の理由として、ドアンさんが選んだ建設予定地の2000メートル以内に別のガソリンスタンドがあるため交通運輸省の規定に違反していることを挙げていた。しかしその後、新しい規則では300メートル離れていればよいことが判明し、問題ないことが分かった。すると今度は、予定地でのガソリンスタンド建設が同省の商業開発マスタープランに適していないことを挙げて承認を拒否、ソクチャン市人民委員会が計画変更を認めた後も商工局は別の難くせを付けて承認を拒み続けている。その一方、商工局は別の複数のガソリンスタンドに経営許可を出していることが分かっている。