南中部フーイエン省トゥイアン郡アンミー村人民委員会の敷地内に保管されていた硝酸が漏れ出し、近隣住民らが健康被害を訴える事態となっている。
この硝酸は5つのポリタンクに入れられて同村内のJRDベトナム自動車社の工場敷地内に埋められていたのを、2008年9月25日にフーイエン省警察が発見、押収したもの。その後同省資源環境局がJRD社に罰金2530万ドン(約14万円)を科し、押収した硝酸の廃棄処分を命じていた。
しかし、問題の硝酸はそれから6カ月以上もアンミー村人民委員会の裏庭に放置されたままとなっていた。最近ポリタンク5つのうち2つが破損して中の硝酸が外部に漏れ出し、人民委員会の職員や近隣住民らがかゆみやめまいを訴える事態となっている。