中央眼科病院のグエン・チー・ズン医師は1日に開催された「児童の目の屈折異常(近視・遠視・乱視)」についてのセミナーで、全国の生徒の約15%、およそ300万人が屈折異常になっていると明らかにした。
ハノイ市・ホーチミン市・中部ダナン市・北部ハイフォン市などの大都市の生徒は全国平均より屈折異常の割合が高いという。ハノイ市では高校生の3分の1に何らかの屈折異常がみられ、ホーチミン市では男子学生の15.3%、女子学生の18.9%が近視にかかっている。しかし適切な眼鏡を着用している学生の割合は50~67.5%にとどまっている。また、仮性近視で眼鏡を着用する必要がないにもかかわらず着用している生徒の割合も20%に上っている。