労働傷病兵社会省は25日、「2011~2020年の社会福祉戦略枠組み」草案を公表し、貧困者層のさらなる貧困化を防ぐため、高齢者・子ども・身体障害者を中心に社会支援を行う方針を明らかにした。
草案によると、ベトナムの社会福祉政策は▽積極的な労働市場政策(予防戦略)▽社会保障(軽減戦略)▽社会支援(対処戦略)−の3つを柱に据え、2020年までに社会福祉システムの基盤を確立し、全国民に平均的な生活水準を保証することを目指している。
草案はまた、社会保障の種類の多様化と、全国民の健康保険加入に向けた健康保険法改正を盛り込んでいる。さらに、土地を失った農民や手に職のない若者などを対象とした労働市場形成に関する基本方針を策定し、新たな雇用を創出して失業率の低下を図るとしている。