公安省経済管理犯罪捜査局はこのほど、品質の劣悪な偽肥料の大規模な生産販売ルートを摘発した。このルートを通じて1000トン以上の偽NPK(窒素・リン酸・カリウム)肥料がすでに市場に出回っているという。
偽肥料の製造元はハノイ市のタンチュオンシン株式会社で、石灰、粘土、石炭くずにわずかな本物のNPK肥料を混ぜ込んだ物を有名肥料メーカーの偽造パッケージに詰める方法で生産、価格は本物より1キログラム当たり2000~8000ドン(約12~49円)安く設定し、毎日20~30トン出荷していた。
また、同社の関連会社バックビンブオン社(北部ハイズオン省)でも、62トンの偽肥料、偽造パッケージなどが押収された。警察によると、このルートにはベトナム北部を中心に59もの代理店が関与しているという。