メコンデルタ地方カマウ省の電力会社幹部は11日、今年1~8月の間に447件の盗電行為を発見したと明らかにした。中でもウーミン郡、ダムドイ郡、トイビン郡などの農村で盗電が横行しているという。
盗電の手段は、電気メーターを経由せず送電線に直結する、メーターに電子チップを装着して円盤の回転スピードを遅くするなど。カマウ電力はこれまでに盗電行為を行なっていた各世帯から総額16億ドン(約1000万円)を追徴するとともに、省内のすべての電線網と電気メーターの点検を実施している。
また、メコンデルタ地方ソクチャン省でも同様の盗電が横行しており、昨年からこれまでの盗電件数は300件以上、盗まれた電力量は数十万キロワット時に上っているという。