ホーチミン市科学技術局は5日、同市内のガソリンスタンド31カ所の給油機201台を対象に実施した検査結果を発表した。31カ所中8カ所の販売店の45台の給油機(検査対象の約22%)で何らかの不正が発見された。多かったのは、給油メーターを操作して給油量をごまかしたり、表示されているオクタン価より数値の低いオクタン価のガソリンを販売したりするケース。
給油量のごまかしは5~7%少ない場合が多かったが、中には7~10.5%も少ない場合もあった。さらに悪質な例として、給油機に電子チップを埋め込み自在に給油量を操作できるように細工されているケースもあった。しかしこうした違反に対する罰金額は、最も悪質な場合でも1300万ドン(約8万5000円)と低く、不正抑止には十分な効果を発揮していない。