東南部タイニン省では最近、カンボジアより価格の安いガソリンを買いに多くのカンボジア人が殺到している。現在カンボジアのガソリン価格はベトナムより1リットル当たり6000~7000ドン(約38~44円)高いため、その利ざやを得ようと毎日数百台の自動車やバイクが乗りつけてガソリンを購入しており、その量は1日数千リットルに上るという。カンボジアの車両は帰途に必要なガソリンしか購入できないと規定されているが、国境付近の各ガソリンスタンドは利益優先で規定などどこ吹く風だ。
タイニン省市場管理支局はこの1カ月、こうしたガソリンスタンドの監視を強化しており、規定に反してガソリンをドラム缶やプラスチック容器などに入れて販売していたガソリンスタンド12カ所を行政処分した。このうち違反が複数回にわたったガソリンスタンドは3カ月の営業停止処分を受けている。