中部高原地方ダクラク省クムガー郡の男子中学生チャン・ディン・マイン君は16日午前、激しい腹痛を訴えため同省総合病院に緊急搬送された。腹痛の原因はマイン君が飲み込んだゴムの樹液が体内で凝固したため。
マイン君は今月13日、テレビゲームをする金欲しさに叔母が商品として取り扱っているコーヒーをくすねたことが発覚して厳しくしかられたため、自殺しようとゴムの樹液を飲んだという。マイン君には両親がなく、育ての親である叔母も非常に貧しいため、クラスメートらが協力して治療代を集めている。
なお、同省ではこの6カ月間に中学生が自殺を図る事件が7件も起きており、2人が死亡、2人が入院という深刻な事態となっている。