中部高原地方コントゥム省ゴックフイ郡ダクスー村の森林内で2007年8月信管の付いた不発弾が発見され、地元当局が関係機関に処理を要請しているが、今も放置されたままになっている。この不発弾は長さ1.8メートル、直径60センチメートの巨大なもの。強い衝撃を与えると爆発が起こる可能性があり、現場から80キロメートル離れたコントゥム町まで爆発音が届くほどの威力があると見られている。
現場近くの集落の長ブイ・バン・ニャットさんは、「国境警備隊や省の人民軍が様子を確認しに来たが、不発弾は今もそのままの状態だ。爆発したら大変なことになるので、4人交代で警備に当たらせている」と話す。鉄のスクラップを取るために、警備のすきを狙って不発弾を鉄のこぎりで切断しようとしたり、穴に埋めて爆発させようとしたりしたものが最近いたという。現場付近ではベトナム戦争時の不発弾がまだ多く残されたままになっている。