11日午後5時50分ごろ、ハノイ市内のラン通りを走行中の乗用車(Daewoo Espero)が突然炎上するという事故が起きた。この乗用車には運転していたマック・ダン・ソーさんという男性1人しか乗っていなかったが、前方のボンネットから炎が噴きあがるのを見て直ちに脱出したためけがはなかった。
当時、現場はラッシュアワーの渋滞だった上に、車が燃え上がるのを見た後続のバイクや車が反対車線へ押し寄せたため大混乱となった。ソーさんや現場に居合わせた警察官らが消火器を使用したものの火の勢いは収まらず、発火から約30分後に現場に駆け付けた消防車によってようやく消し止められた。車はスクラップ同然となったが、幸いにもガソリンタンクには延焼せず爆発を食い止めることができた。
ソーさんは、この車は北部ハイフォン市にある会社が所有するもので修理から戻ってきたばかりだったと証言している。なお、ソーさんの運転免許証や車の登録証も燃えてしまったという。現在、警察が発火原因を詳しく調べている。