カオ・ミン・クアン保健相は2日、マウスの脳(フェンザリダ)から作られた狂犬病の不活化ワクチンについて、製薬会社2社の生産登録番号はく奪を決定した。これは世界保健機関(WHO)の勧告と同省狂犬病予防計画主任委員会による生産停止の提案を受けての措置。
生産登録番号がはく奪されるのは、第一生薬ワクチン社の狂犬病ワクチン3種類と第二生薬ワクチン社の狂犬病ワクチン(Rabivac-?)。保健省はまた、この2社に対し、同ワクチンの生産を停止し、在庫がある場合その処理方法について同省に報告するよう指示した。
統計によると、昨年ベトナムで同種のワクチン接種を受けた40万人中8人に、まひ、脳炎など重い副作用が発症している。