農業農村開発相が2月13日にベトナム全土で制圧したと宣言した鳥インフルエンザが、北部ハイズオン省で再発したことが明らかになった。同省獣医支局のドン・ヴァン・チュック支局長が2月26日、発表した。
感染が確認されたのは、同省北部の一軒の農家で飼育されているニワトリ60羽。同支局は直ちにこの農家で飼育されているニワトリ1万500羽すべてを処分し、周辺を広範囲に渡って殺菌、消毒した。また、死亡原因を特定するためサンプルの採取を行った。検査の結果、すべてのサンプルからH5N1型ウイルスが検出された。
チュック支局長は、他の場所では鳥インフルエンザへの感染は確認されていない、と述べている。しかし農業農村開発相は、今後北部の近隣省でも再発する危険性が非常に高いとして、注意を促している。