ホーチミン市のタンソンニャット空港を26日午後9時45分に離陸しハノイに向かっていたベトナム航空VN2366便は、機内の気圧が低下したためタンソンニャット空港に引き返し緊急着陸した。この便は夜間便のため、通常より安い格安便(110万ドン<約8000円>)として運航されていた。
同機には約100人の乗客が搭乗していたが、離陸から30分ほどして機内に悪臭が立ち込め、気圧の変化により息苦しさを訴える乗客が相次いだという。同機は技術トラブルが発生したとして安全確保のため緊急着陸すると乗客に直ちにアナウンス、午後10時45分にタンソンニャット空港に無事着陸した。
乗客は別の機体に乗り換えて翌27日午前0時15分に再び出発した。現在、ベトナム航空は格安便のキャンペーンを行っているが、今回の事故によりその安全性を疑問視する声が上がるのは必至だ。