16日夜8時頃、南中部地方ビンディン省クイニョン市にある市場(いちば)で火災が発生し、市場に出店している多くの小売店が被害に遭った。被害額は推定で1200億ドン(約8億8000万円)に上っている。
市場の一角から上がった火の手は瞬く間に燃え広がった。すぐに消防隊が駆けつけたが、風が強かったこともあって消火活動は困難を極め、作業は翌朝まで続いた。ビンディン省最大規模を誇るこの市場は、3フロアに雑貨、衣料品、電化製品、薬などを扱う数百の店舗が入っており、地元の人々にとって欠かせない存在だ。
ビンディン省とクイニョン市は17日、緊急対策会議を開き、被害に遭った各店への支援策実施を決定した。市場が機能を回復するまで、各小売店は一時的に他の市場で営業を続ける。