7月29日午前6時30分頃、南部タイニン省のバーデン山観光区で、高度6、7メートルを走行中のロープウェイから女性が飛び降り自殺を図った。当時現場では乗客らが気づき「人が飛び降りた!」と叫び声をあげ、女性は数分後に病院へ救急搬送されたが、脊髄を骨折しており、手術と6週間以上の入院が必要と見られている。
飛び降りたのは、ビンズオン省に住むマイさん、23歳。病院を訪れた父親によると、彼女は非常に素直で勉強もできる娘だった。しかし、国立行政学院に在学中、母親を突然ガンで失ったショックで大学を辞め、それ以来精神を病んでしまった。精神科で薬をもらい治療を続けていたが、これまでにも2回自殺未遂を起こしていると言う。1回目は薬を飲み、2回目は手首を切って自殺を図ったが、いずれも一命を取り留めていた。