ホーチミン市3区にあるアマラホテルで21日、突然押しかけたシンガポール人とマレーシア人10人のグループが、同ホテル支配人Marran Ramiah氏の執務室など3部屋に鍵をかけ、周囲に警備員を配置して封鎖、通報を受けた公安が駆けつけた。Marran氏は外出中だった。
公安は、不法侵入として全警備員の撤退を要求したが、彼らはそれを拒否。にらみ合いが続いていたが、翌日知らせを受けて急遽シンガポールから駆けつけた同ホテル副社長の指示により、あっけなく解決した。
実はこの騒動、シンガポールに籍を置く同ホテルの社長がMarran氏の退任を決定し、「閉め出し」を命じたことによるもの。退任の理由は、今年3月に発覚した同ホテル内での売春斡旋(関連ニュース参照)に加え、赤字額を1470万米ドル(約16億円)とした外部監査結果にサインしなかったことなど経営上の問題とされている。