海洋学研究院(ニャチャン市)は中部クアンナム省のチャム島、クアンチ省、ビンディン省、ニャチャン市など各地で珊瑚の養殖に成功した。今後、これらの珊瑚の管理を地元に任せ、住民の手により珊瑚保存運動を行うという。
現在、最も大規模に珊瑚が養殖されているのは、ビンディン省ガインザン地区。2億5000万ドン(188万円)が投資され、20ヘクタールもの広さの海底に、珊瑚が育っている。天然の珊瑚が1年で1~1.6cmしか成長しないのに対し、この養殖珊瑚は半年で3~10cmも成長する。
珊瑚の養殖は、環境の保全、魚介類の水揚げ量の増加など、多くのプラス面をもたらすと期待されている。