米国YouTuber、ホーチミンでのぼったくり被害の様子が全世界配信 [三面]

（C）VOV

　米国の有名YouTuber「アイ・ショー・スピード(IShowSpeed)、本名：ダレン・ジェイソン・ワトキンス・ジュニア(男性・19歳)」がホーチミン市1区グエンフエ(Nguyen Hue)通りの歩行者天国でぼったくり被害に遭った。

　同氏は、電動バランススクーターに試乗する際、当初100USD(約1万4000円)を請求され、その後、値下げされたが、100万VND(約5700円)を支払わなければならなかった。

　チャンネル登録者数約3000万人の同氏は、今年25周年を迎える国際公道ラリー「ガムボール3000(Gumball 3000)」に参加するため来越。今回のレースは全日程を通して初めて東南アジアで開催され、ホーチミン市1区レロイ(Le Loi)通りで14日にスタートし、シンガポールがゴール地点となっている。

　歩行者天国で動画撮影をしていた同氏は14日夜、2人組の男性に呼び止められて、電動バランススクーターの試乗サービスを体験。試乗前に男性たちから法外な料金を請求された。この様子は生配信されていたため、同氏がぼったくり被害に遭う姿を全世界が目撃した。

　男性らは当初100USDを要求。ベトナム紙幣での支払いに慣れていない同氏が戸惑っているのを見ると、隣にいた野球帽にベースボールシャツ姿の男性が同氏から50万VND札(約2850円)2枚を取り上げて、電動バランススクーターに試乗させた。

　この様子を観た視聴者からは男性らへの批判が殺到。動画内容を確認した1区ベンゲー街区警察は直ちに電動バランススクーターの試乗サービスをしていた男性2人を召喚して返金を命じた。同街区人民委員会とホーチミン市観光局は、同氏に連絡してグエンフエ通りでの不快な出来事を謝罪した。

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