ハノイ：路上で恋人をめった刺しにした男に死刑判決 [三面]

　ハノイ市タインスアン区ブオントゥアブー(Vuong Thua Vu)通りの路上で1月12日深夜に発生した殺人事件で、同市人民裁判所は7月26日、殺人罪と傷害罪に問われていたホアン・バン・タイン被告(男・25歳)に死刑の判決を下した。

　被告は理容師で、被害者のU・T・Pさん(女性・当時20歳)はアイリスト兼ネイリストだった。2人は2020年から恋愛関係にあった。

　被告は事件当日、Pさんをパーティーに連れていくため、ブオントゥアブー通り84番地にある彼女の勤務先を訪れた。Pさんが店の前で他の男性T・T・Dさん(28歳)と話しているのを見て嫉妬した被告が問い詰めると、Pさんは「新しい恋人だ」と答えた。

　被告は一旦現場から立ち去ってナイフを購入し、戻ったところでPさんを15回刺した。その後、現場を立ち去ろうとしたが、Pさんがまだ動いているのを見てさらに10回刺した。

　その間、Dさんが止めに入ろうとしたが、Dさんも被告に切りつけられて負傷した。被告は事件後に逃走したが、2日後の1月14日に警察に自首した。

　裁判所は、卑劣かつ悪質で更生の余地はなく、社会から永久に排除する必要があるとして死刑判決を下した。民事賠償については、遺族に2億2000万VND(約131万円)の賠償金を支払うよう命じた。

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