ホーチミン：金の延べ棒を盗んだ家政婦を逮捕、家主のテト帰省中に [三面]

（C）vnexpress

　ホーチミン市警察刑事警察部(PC02)は17日、同市直轄トゥードゥック市警察と協力し、トゥードゥック市マイチート(Mai Chi Tho)通りにあるマンション「レキシントン(Lexington)」の部屋から金の延べ棒47テール(1テール＝37.5g)と現金5100万VND(約29万円)を盗んだ容疑で、家政婦を逮捕した。

　逮捕されたのは、グエン・ティ・ファン容疑者(女・51歳、南部メコンデルタ地方アンザン省出身)。被害に遭ったのは、同マンションに住むP・T・Cさん(女性・68歳)。容疑者は2021年中旬からCさん宅で家政婦として働いていた。

　Cさん一家はテト(旧正月)休暇で、1月25日から北中部地方トゥアティエン・フエ省に帰省し、容疑者に留守番を頼んだ。数日後、容疑者はCさんに電話して家庭の事情で仕事を辞めると話した。
　
　2月3日に帰宅したCさんが家財を確認したところ、タンスに保管してあった金の延べ棒と現金が無くなっているのを発見し、警察に被害を届け出た。通報を受けた警察が捜査に乗り出し、容疑者が南部メコンデルタ地方ドンタップ省のホテルで身を隠しているところを発見し逮捕した。

　容疑者は取り調べに対し、「掃除中にタンスにカギがかかっていないことに気づき、開けてみると沢山の金品があった。多額の借金を抱えているため、つい金に目がくらんでしまった」と供述した。

　なお、警察は盗まれた金の延べ棒47テールのうちの43テールを押収し、持ち主であるCさんに返却した。

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