バクザン省：集中隔離に反発で濃厚接触者が自宅に立てこもり [三面]

　新型コロナウイルス感染症(COVID-19)第4波の震源地となっている東北部地方バクザン省のバクザン市チャングエンハン街区(phuong Tran Nguyen Han)で26日、集中隔離に反発した濃厚接触者が自宅3階に立てこもるという事件が発生した。地元当局は、はしご車を動員して濃厚接触者の身柄を確保するはめになった。

　自宅に立てこもったのは、P・T・Qさん(女性・44歳)。Qさんと父親のP・V・Tさん(男性・69歳)は濃厚接触者(F1)として特定されたため、街区人民委員会の責任者が26日午前にTさん宅を訪れ、2人に健康申告と集中隔離を求めた。

　父親のTさんはこれに応じたが、娘のQさんが集中隔離を拒否。当局の説得を受ける中、キリスト教系新宗教の信者である彼女は「礼拝してから行く」と隔離に同意する素振りを見せて3階に移動すると、ドアを閉めて立てこもった。

　拡声器で呼び掛けても全く応答がないため、当局は同日午後、はしご車でスタッフを3階に運び、時間をかけて再度説得を試みた。しかしQさんが断固拒否したため、ドアを破壊して午後8時30分ごろにQさんの身柄を確保した。

このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。