無理心中はかり男が愛人宅に放火、5人死傷 [三面]

　西北部地方ソンラ省モックチャウ郡ムオンサン村にある民家で8日午前7時ごろ、放火事件が発生し、1人が死亡、4人が重度の火傷を負った。

　民家に放火したのは、グエン・バン・ビン容疑者(男・35歳、モックチャウ町在住)。事件当日、同容疑者は愛人であるH・T・Hさん(女性・26歳)の自宅を訪れた。この時に2人は激しい口論となり、逆上したビン容疑者が刃物でHさんを刺した後、Hさんの家にガソリンをまいて火をつけ、無理心中を図った。

　現場に居合わせたHさんと同容疑者のほか、Hさんの母親(56歳)、子供2人(10歳と2歳)の計5人が重度の火傷を負い、地元の病院に救急搬送された。Hさんは特に重体で、病院で死亡が確認された。

　ビン容疑者を含めた4人は応急処置を施された後、ハノイ市にある国立火傷病院に転送され、集中治療を受けている。

　なお、Hさんは前夫と離婚しているが、ビン容疑者は別の女性と結婚しており、2人は愛人関係にあった。

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