母親が12歳娘にガソリン浴びせ着火、娘は大やけどで重体 [三面]

（C）Tuoi tre,Thuy Duong、大火傷を負ったリンちゃん

　南中部沿岸地方ビントゥアン省バックビン郡チョラウ町で24日、母親が娘にガソリンを浴びせて火を付け、大やけどを負わせる事件が起きた。母親自身もやけどを負って病院に入院しており、警察は母親の回復を待って事情聴取する方針。　親戚の女性の話によると、母親のチュオン・ティ・ビーさん(33歳)は8か月前に夫を亡くし、長男(14歳)、長女リンちゃん(12歳)、次女(10歳)の3人の子供を1人で育てていたという。リンちゃんは学校に行かず、宝くじを売り歩いて家計を助けていた。　24日午後、宝くじ代理店からビーさんに、リンちゃんのくじ代金が数十万VND(数千円)足りないとのクレームの電話があった。ビーさんはこれに腹を立て、リンちゃんを叩いて叱った後、ガソリンを浴びせて火を付けた。その際リンちゃんが抱きついたため、ビーさんもやけどした。気が付いた近所の人が火を消して、2人を病院に搬送したという。　リンちゃんは現在、ホーチミン市第1小児病院で集中治療を受けている。体表面積の38％に重いやけどを負いショック状態に陥っていて、3～4日は不安定な状態が続くため、命が助かるかどうかはっきりしたことはまだ言えないという。

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