VIETJO - ベトナムニュース 印刷する | ウィンドウを閉じる
[三面]

ホーチミンの病院でまた新生児連れ去り事件が発生

2014/03/22 08:39 JST更新

 ホーチミン市5区のフンブオン産婦人科病院で17日午前7時30分ごろ、生後1日の新生児が連れ去られる事件が発生した。誘拐されたのはメコンデルタ地方チャビン省出身のN.T.P.Tさん(30歳)が出産した男児(生後1日、体重2400グラム)。  泊り込みで娘の世話をしていたTさんの母親(Dさん)によると、事件前日の昼、病院内で見知らぬ女がTさんのベッドに寄ってきて、男児を見るなり、「かわいい子だね。いくら出したら売ってくれる?」などと話した。気味が悪くなったDさんはこの申し出を断ったが、女は夕方まで病室をうろうろしていたという。  そして、Dさんが夜食を買いに行って娘の病室に戻ってくるほんの数分の間に、男児の姿が消えていた。Tさんは知的障害者で、レイプ被害に遭って妊娠・出産しており、男児が連れ去られたことにも気が付いていなかったと見られる。  通報を受けた警察は、病院周辺に設置された防犯カメラなどから容疑者の特徴を確認し、それを公表した。この件はメディアでも大々的に報じられたため、逃げられないと観念した容疑者が19日、連れ去った男児を病院に返し、警察に自首した。  警察によると、容疑者は3区在住のフイン・ティ・ゴック・トゥイ(37歳)。警察の取調べに対して、トゥイ容疑者は、「恋人の家族が結婚に同意してくれず、子供が出来たふりをするため、赤ちゃんをさらった」と供述している。  なお、ホーチミン市では1月初めにも、同じような新生児連れ去り事件が発生しており、病院のセキュリティの甘さが指摘されていた。 

[Thanh Nien, 03:00 (GMT+7) 19/03/2014U]
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved.


このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。

印刷する | ウィンドウを閉じる