会社社長、環境汚染問題を取材中の新聞記者に暴行 [三面]

　ハノイ市チュオンミー郡警察はこのほど、同郡トゥイフオン村のタンロン輸出入株式会社のグエン・ヒュー・トゥアン社長と社員6人を雑誌『環境と健康』の記者に対する暴行と誹謗中傷による名誉毀損容疑で逮捕した。　この事件は今月4日午後3時ごろ、同誌の記者グエン・カイン・トアンさん、グエン・フン・タンさん、グエン・トゥー・トゥイさんの3人がタンロン社を訪れ、同社が環境違反行為を働いているという住民からの投書について話を聞きたいとトゥアン社長に申し入れたことを発端とする。トゥアン社長は3人の記者証を確認した後、この記者証とベトナム新聞記者協会会員証を取り上げて返却しなかった。　3人の記者がチュオンミー郡警察に通報し介入を要請すると、トゥアン社長は記者たちに暴言を浴びせた。同社長はいったん外に出た後すぐに部屋に戻ると、現金を机に投げつけてから「記者らに賄賂を要求された」と大声を上げたため、社員らが集まって3人に暴行を加えた。これによりトアンさんとタンさんが負傷した。　この事件を受けて同誌は7日、情報通信省、ベトナム新聞記者協会、チュオンミー郡警察に文書を送付し、この事件について調査するよう要請していた。

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