ホーチミン市：倉庫の警備員が全員窃盗団 [三面]

　ホーチミン市ニャーベー郡警察はこのほど、同市タンビン区の警備会社所属の警備員9人を窃盗容疑で逮捕した。彼らは警備を命じられた会社から、総額15億ドン（約770万円）に上る商品を盗み出していたとされる。　ニャーベー郡ヒエップフオック工業団地内のホアサン社は、昨年末から今年初めにかけて少なくとも15回以上何者かに倉庫に侵入され、大量の銅製の鍋やパイプなどを盗まれる被害に遭っていた。地元警察は当初から、警備員が配置されていながらなぜ連続して被害が発生したのか、また総重量4トンにも上る商品が盗まれていながら警備員がなぜ気付かなかったのかという2点に注目して捜査を行っていた。結局、現場の警備員9人が窃盗事件を起こした張本人であることが判明した。　このうち警備隊長のブイ・バン・タンという男がこの窃盗事件でも指揮を取っており、見張り役や運び役などの役割分担を命じて盗みを働いていたと供述している。

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