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[三面]

女性従業員酷使のマッサージ店を摘発

2008/12/11 11:18 JST更新

 ホーチミン市警察は6日夜、同市トゥードク区にあるマッサージ店「タンホアンファット」をはじめ、東南部のドンナイ省やビンズオン省にある系列店の合計5店舗の強制立ち入り検査を行い、ファン・カオ・チー(35歳)と妻のファン・ティ・イエン(29歳)の経営者夫婦が行っていた女性従業員搾取の実態を暴いた。  警察の調べによると、チー夫妻は女性従業員らを月給50万ドン(約2700円)の固定給で毎日午前9時から翌日の午前2時まで働かせたうえ、客が渡すチップについても食費や化粧品代と称してその大半を取り上げていたという。また、女性従業員らは20人以上もの用心棒の監視の下、大部屋で雑魚寝する生活を強いられており、休暇を取る際には別の従業員に保証金として5000万ドン(約27万円)の借用書にサインしてもらわなければならないといった理不尽な管理手法に縛られていた。さらに、逃げ出そうとした従業員は犬小屋に閉じ込められたり、短銃を頭に突きつけられて脅されたりと非人間的な扱いを受けていたことも分かっている。  同マッサージ店についてはこれまでにも従業員から警察に告発が寄せられていたが、今月5日に4人の従業員が次々にチー夫妻を訴えたため、翌6日にホーチミン市警察が5店舗すべての立ち入り検査を行った。 <続報>ホーチミン市警察は8日、マッサージ店「タンホアンファット」の経営者であるファン・カオ・チーと管理責任者で義弟(妻の弟)のファン・ベト・ハウ(23歳)を監禁と強盗の容疑で緊急逮捕した。また9日にはファン・ティ・イエンも緊急逮捕した。  

[Nguoi lao dong online, 08-12-2008, 00:08:23 GMT+7, 09-12-2008 00:46:45 GMT +7, 10-12-2008 00:39:48 GMT +7]
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