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10年間に及ぶジャングルでの逃亡生活を経て、殺人犯タオ・ジウ・サイ(69歳)が18日、ベトナム最北のハザン省で警察に身柄を拘束された。伸び放題の髪の毛で衣服も身に着けていないその姿は“野人”そのものだった。 サイは1996年にハザン省ビスエン郡でもめ事から隣人を銃で撃ち殺し、警察に追われていると知るや銃を持ってジャングルへ逃げ込んで行方をくらましていた。ところが、昨年末ごろからビスエン郡のジャングルに近い地域で農作物の盗難事件が相次ぎ、これを捜査していた警察幹部が10年前の事件を思い出し、盗難はサイの仕業ではないかと思い至った。 警察は岩場に残された火のあとや目印などからサイが付近に潜んでいることを確信し、この3カ月の間、集中的に捜索活動を行っていた。そしてついに18日、自分の庭のように熟知したジャングルを逃げ回るサイと3時間に及ぶ捕り物劇を演じた結果、警察はサイを捕まえることに成功した。サイは長い間ジャングルで生活していたためか、話すことも言葉を理解することもできなくなっているという。
[2006年12月22日 Cong An Nhan Dan 紙 電子版]
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