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北部ホアビン省の刑務所で死刑囚の女性が妊娠した事件(※関連ニュース参照)が物議を醸す中、ホーチミン市の拘置所 兼 刑務所でも勾留中の女性が妊娠、出産していた事実が発覚した。 妊娠・出産していたのは、2005年2月5日より麻薬売買の容疑でチー・ホア刑務所に拘留されていたチャン・ティ・フオンで、受刑中の隣室の男性が使用済みアンプル(液体薬の入ったガラス製筒状容器)に自分の精子を注入したものを換気口を通じて受け取り、一人で受精、妊娠した。その後、ホーチミン市のチュン・ブオン病院で3300グラムの男児を出産している。 ホーチミン市人民検察院によると、フオンは2袋のヘロインを売買した容疑で勾留されており、死刑判決になると自ら判断した結果、死刑を免れるために妊娠する手段を考え出した可能性が高い。また現在、ホーチミン市公安は産まれた男児の父親の確認作業を行っている。 ベトナムの現行法では、妊婦に対する死刑判決は終身刑に減刑されることになっている。
[2006年10月16日、VnExpress、電子版]
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