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東南部地方バリア・ブンタウ省スエンモック郡(huyen Xuyen Moc)人民裁判所は12日、複数の少年少女に対する物乞いの強要や日常的な暴行により傷害罪と児童虐待罪に問われていた被害少年少女の母親とその異父弟に有罪判決を下した。
母親のダオ・ティ・ガイ被告(女・39歳)は禁固6年6か月、その異父弟であるダオ・バン・ベー被告(男・25歳)は禁固8年の判決を言い渡された。
ガイ被告は最初の夫との間に2人、2人目の夫との間に5人の計7人の子供をもうけた。2人目の夫が数年前に首を吊って自殺した後、ガイ被告は下の子2人を連れて家出し、上の子供3人の世話は死亡した夫の家族に任せていた。
ガイ被告はその後、夫の家族に預けていたT君(7歳)、Tr君(9歳)、Dちゃん(11歳)の3人をこっそり連れ戻した。そしてガイ被告とベー被告は、2019年年初から2020年6月にかけて子供たちにバリア・ブンタウ省と東南部地方ドンナイ省で物乞いを強要していた。
子供3人は1日の稼ぎのノルマとして90万VND(約4300円)を言いつけられ、ノルマに達しなければ電撃殺虫ラケットで電気ショックを与えられたり、殴られたりと地獄のような毎日を送っていた。
なお、ベー被告はさらに、ガイ被告が最初の夫との間にもうけた子供2人に近親相姦を行っていた。ベー被告はうち1人を妊娠させており、16歳未満の者と性交渉を行った容疑でも捜査を受けている。