(C) tuoitre 写真の拡大. |
南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市の旧市街の路上で物乞いを装い動画を撮影した男女5人が、同市人民委員会から高額な罰金を科された。
5人はいずれも同市在住の30~40代で、インターネット上で注目を集めて「いいね!」を獲得する目的で物乞いを装ったことを認め、謝罪した。
5人は、ソーシャル・ディスタンシング(社会距離拡大戦略)を実行する様子を見せたかったのか、1mほどの間隔を開けて路上に座り、ノンラー(Non La、円錐形の葉笠)を頭にかぶって荷袋をまとい、道行く人々にお金をせがんでいた。
この様子を撮影した動画が3月31日にソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿され、大きな波紋を呼んだ。しかし、動画内の会話から、この「路上物乞い集団」は明らかに偽物だということが分かった。
市は、郵便・通信および情報通信(IT)分野における行政違反の処分を規定する政令第174号/2013/ND-CPに従い、虚偽の情報を流布したとして2人にそれぞれ1500万VND(約6万9000円)、3人にそれぞれ1250万VND(約5万8000円)、5人合わせて6750万VND(約31万円)の罰金を科した。